研 究

T.C
王子ホールディングス
イノベーション推進本部 CNF創造センター
2016年入社
農学生命科学研究科

現在の仕事

私は現在セルロースナノファイバー(CNF)の基礎研究を主に担当しています。CNFとは、紙の原料となるパルプ繊維をナノメートルオーダーにまで解きほぐしたもので、優れた力学特性や熱的特性を有することから、近年注目を集めているバイオマス由来の新規材料です。将来的に事業化につなげられるような未開拓の技術シーズを日々探索しています。また、2019年度より大学院の社会人博士後期課程に進学する機会を得て、CNFのポテンシャルを見極めるべく、週の半分程は所属研究室でより専門性の高い研究を行っています。会社と大学院の2つの拠点で研究開発を進めることは容易ではありませんが、時間やスケジュールの管理をしっかりと行いながら、研究者として充実した日々を送っています。

キャリアパス

2016年4月〜 イノベーション推進本部 紙パルプ革新センター
セルロースナノファイバーの研究開発
2017年4月〜 イノベーション推進本部 CNF創造センター
セルロースナノファイバーの研究開発
2019年4月〜 (イノベーション推進本部に所属しながら、大学院の社会人博士後期課程に進学)

現在の仕事のやりがい

最も印象に残っていることは、入社1年目から担当していた技術シーズが花開き、初めてサンプルを客先に提供できたことです。検討初期のトライ&エラーは精神的につらいものがありましたが、チームメンバーと協力してなんとかモノにすることができました。検討過程における成功はもちろん失敗も有意義であり、そこから得られた新しい知見が他の技術課題の解決やお客様への新しい提案につながることが多々あります。自身の検討内容が誰かの役に立った時に仕事のやりがいを感じます。

仕事をする上で意識していること、大切にしていること

企業における研究開発は個人プレーではなく、チームプレーが重要になります。主体性を持って研究開発を行い、頻繁にチームメンバーと情報共有・ディスカッションすることを心がけています。チームプレーによって研究開発スピードが格段に上がり、検討が違う方向に脱線することが少なくなります。また基礎研究といいつつも、その延長線上には事業化があります。チーム内にはどのような技術課題があるかアンテナを張り、どのようなソリューションを提案できるかを常日頃考えています。

会社の魅力について

様々なバックグラウンドを持つ社員がたくさん所属しているため、それぞれの専門性を活かしたチームワークを発揮することで、イノベーションを生み出すことができると感じています。また、若手社員にもチャンスが巡ってくるため、手を挙げれば早いうちからいろいろなことにチャレンジすることができます。ワークライフバランスも充実しており、プライベートの時間をしっかりと確保することができる為、心身ともに余裕を持って仕事に取り組むことができます。

今後の目標、挑戦したいこと

今後は、基礎研究ではなく、用途開発にも携わりたいです。CNFには数々の魅力的な物性がありますが、業界としてキラーアプリケーションを見つけられていないのが実情です。サンプルワークを通じたお客様からの用途提案だけではなく、CNFのポテンシャルをよく理解している立場から用途提案ができるようになりたいです。またその過程で、実用化を見据えた製造スケールアップや機器選定等、これまで経験したことのない仕事をマスターしたいです。

休日の過ごし方

休日は専ら愛犬と過ごしています。家で一緒にゴロゴロしたり、近くの公園にレジャーシートを持って遊びに行きます。当社は比較的自由に有給休暇を所得できるため、連休を作って年に数回は愛犬と国内旅行に行ったりします。またサイクリングも好きで、よく川沿いのサイクリングロードを往復しています。

就活生へのメッセージ

主体性をしっかりと持つことが重要です。就職活動では、 “いわゆる就活生の間で人気のある企業が、必ずしも自分にとって働きやすい企業ではない”ということを念頭に置いた上で、是非幅広く業界研究・企業研究を行ってください。就職活動はなかなか大変だと思いますが、今後の人生で自分は何を優先させたいか?ということを考えるきっかけになれば良いと思います。私自身、就職活動を通して、自分の考え方の軸や強み・弱みとしっかり向き合うことができ、大変良い機会になったと感じています。実際の仕事においても、自分で考えて積極的に行動することが非常に重要であり、是非当社で、みなさんのフレッシュな風を入れていただきたいと思います。